秋が来たので
| 近所の大キンモクセイ。大好きな香りです。 |
腰椎圧迫骨折を引き起こしてから5か月が経過した。先日、目先念願だったコルセットがはずれ、長いこと身体をがちがちに固定した生活から解放された。久しぶりの生身?の身体は、思った以上に自由で軽く感じ、本来の自分の身体を意識することができて、まずはホッとしている。ただし、現実はというと、体重は過去一に増加しているし、体幹がややふらつくようになったりと、この間の身体に対する影響が大きかったことも実感している。このままではいけないと思い、週末の散歩を少しだけ始めたが、まだまだ足りないと感じているので、医師とも相談しながら運動の強度を徐々に上げていきたいと思っている。
この最近始めた散歩、涼しくなってきたからというのも原動力のひとつ。とにかく今年の夏は、猛暑、酷暑といった日が連日続き、とてもではないが屋外に出る気がしなかった。最近の気温は、だれしも思うだろうが「待ってました」という気分で、近所の子らも外で遊ぶ姿を多く目にするようになった。自分ものろのろ歩きではあるが、そんな歩ける季節に気分がアガりぎみ。少し汗ばみながら、「歩くってやっぱり楽しいや」と、元山歩きおやじはひとり呟く。
次の運動ステージとしては、夜の散歩を画策している。嫌なことも忘れて一人黙々と歩き、ふと気づくと、どこからかキンモクセイの香りが漂ってくるとか、今日は月がきれいとか。いいじゃないですか。年を取ってきたせいなのか、そうした些細な喜びににようやく気付き始めた。巻き返しの人生、まだまだ遅くはないはず。
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