こんな年もあるか

慣れたこととはいえ、気分は下がる。

今年の自分、前厄らしく、すでにいくつか災厄と言われる事態を経験している。「なんでこんなことに」と思う反面、「人生、いろいろあるさ」と達観しているのも、また事実。とはいっても、これ以上災いが起きるのも嫌なので、大人のお作法的な感覚で厄払いにも行ってきたし、事が起きるたびに地道に生活習慣を改善し、辛抱強く災いが過ぎ去るのを待った。

そんな自分にまたも珍事(と言っていいのか?)が勃発していた。それは、深夜、わき腹の痛みで目が覚めることから始まった。腰椎の骨折が治りかけだったので、骨に異変が起きたのか、あるいは食あたりでも起こしたのかと、とっさに思った。ただ、しばらくして痛いながらも状況になれてくると、痛みの箇所は骨折の箇所とも違う。1時間ほど頑張っても痛みが治まりそうにもないので、迷った挙句、救急車を呼ぶこととした。周りはひっそりと寝静まっている時間、サイレンが近づいてきて赤いランプも見えてきた。痛みに耐えながらも気を確かにしなければと心がけ、救急隊員の質問にも、おそらく的確に答えられたと思う。そして、深夜、静まり返った町の中をサイレンを鳴らしながら自分を乗せた救急車は病院に直行した。病院に着くと、痛む身体を我慢してCTスキャンを受け、結果はすぐに出た。「尿管結石」、それは吐き気をもよおすほど痛みが絶頂に達しているときに医師に告げられた。

この日は緊急入院し、翌日の朝に家に帰った。石の大きさは7.7mmらしく、このサイズだと石が尿道を出るまで、待つしかないそうだ。その間、痛みが出た場合は痛み止めで対処するようで、自分の場合、自然に出るか微妙なサイズということで、後日、体外衝撃波結石破砕術という施術を受けた。ゴツい機械で身体の外から衝撃波を当てて石を細かく砕き、排出しやすくするらしいのだが、これが、なかなかに応えた。終わったときには放心状態だった。それなのに先生曰く、石は少し砕けたと。「少し?あんなに頑張ったのに」。しかも、石はいつ体内から出るのかは分からないし、出ないかもしれないとも言われた。そして現在もまだ石は出ていない。

なんて年だと思いつつも、悪いものを体外に出す過程だから、いい方向に向かっているんだと、自らを慰める。だって、そう思うしかないじゃないか。今も痛みの波がやってきている。悪い石よ、早く出ておくれ。

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